1歳半~2歳時期によくある現象として「最接近期」があります。これは母親と自分は別の個体であることを認識しだした赤ん坊が通る時期です。自分の意志で歩くことができるようになり外界に興味をもって動き回りますがふとした瞬間に母親という個体から離れたことによる分離不安で再度母親に甘えに行こうとする時期です。この時期に親に受け止めてもらえないと自己愛の形成がうまくいかなくなるのです。
赤ん坊の時期に愛情が無かった自分はダメだ。という考えを持つ方もいるかもしれませんがそれは違います。心は常に成長するもの、何を悩み、何故悩むのか、解決方法を考え、解決した時自分の心は少しずつ成長しているのです。